くよくよしない技術とは?
人はもともと、心配するようにできている。
ただ心配には、人生を良い方向に舵取りしてくれる「良い心配」もあれば、
自分にも周りにも何のメリットもない「悪い心配」もある。
しかもそのさは、ほんのちょっとでしかない考え方1つなのだ。
どうせ心配するならば、良い結果を得られる方が良いに決まっている。
そこで、くよくよしない技術を紹介し、
生き生きと毎日を生きていくコツのようなものを伝授します。
人間はくよくよするものと考える
人間は誰しも、嫌な思いをしたり、危険な目にあったり、不幸になったりしたくない。
だから心配する。先に待ち構えている現実を考えると、
どうなるかわからないだけに不安でしょうがないのです。
こんなふうに、「心配する」という行動は、
裏を介せば幸せになりたい平穏な暮らしを楽しみたい
トラブルやアクシデントを乗り越えて成功したいといった
前向きな気持ちの表れでもあります。
それが心配するような結果にならないために努力する、
という行動に反映されたり憂慮すべき事態に陥った場合の
善後策を練る用心深い行動に繋がったりする。
つまり心配性である事は幸せを得るためのエネルギーにもなり得るのです。
なのでまずは人間はくよくよするものだと考えておくと良いでしょう。
スイッチを持つ
時間を戻す事は不可能である。
それは誰もが承知していることと思う。
それなのに、1が過ぎたことを悔やみ、
来るべき将来への不安な心配にとらわれがちだ。
大切なのはこれからなのに、
頭を去来するのはやってしまったことへの後悔ばかり。
こういうときには、うまい具合に過去を生産してあげないと
心配の虫は循環回路のように堂々巡りを繰り返します。
では、少しでも心配を減らすためにどうすればいいか。
答えは心配することをやめるのである。
心配することを止めるためにはスイッチを持つことが必要です。
そのスイッチとは
①「心配性の虫」を封じるには、自分にとって辛い現実を受け入れることがまず大切です。
②頭のギアを「心配」から「反省」に切り替えることである。
③過去の存在価値は、良い将来を築く種とするところにある。
8個の習慣を手に入れる
①自分にとって辛い現実をしっかり受け入れる
②頭のギアを心配から反省に切り替える
③過去は良い将来を築くためとして存在すると考える
④現状認識し、その中で今自分は何ができるかを考える
⑤厳しい現実は、笑い話にすることで受け入れやすくなる。
⑥状況が変わらない場合は、自分からから変わってみる。
⑦変化は怖いが、変化した現実をひとまず受け入れてみる。
⑧あるがまま自分を受け入れ人と比較しない。
以上8つの習慣を手に入れることができれば無駄な心配をなくすことができるでしょう。
心配性を逆手に取る
人間とは心配する動物である。
よって、全く何も心配せずに日々を過ごすのは不可能だ。
特に先の事となると、何が起こるかわからないために、様々な心配事が頭をよぎる。
これはもう抑制のしようがない。
しかし、先のことに対する心配なら、逆手に取ることができる。
心配した通りに物事が運ばないように不安材料を努力目標として掲げる、
たったそれだけのことで前向きに行動するエネルギーに変換することができるのです。
先のことをあれこれ考えて、心配するだけでは何もいいことはないが、
心配だからやれるだけの事はやっておこうと考えれば全く違ってきます。
過去は代えられず、未来はわからない
心配事の8割は起こらないと言われているのをご存知だろうか。
逆に言えば、残り20%は心配した通りになってしまうということだが、
悲観する事は無い。
このうち大半は心配をリストアップして整理し、
準備を整えて対応すれば解決できるものである。
つまり手の打ちようのない心配と言うのは、
ほんの数%に過ぎないと見ることができる。
この数字を聞くと言われてみればそうだなと納得するのではないでしょうか。
10歳過ぎてみればあんなに心配することではなかった、
心配して損したと思う事は自分で認識しているよりずっと多いものである。
なので、心配性の虫が騒ぎ始めたら先のことを心配しようがしまいが、
明日は必ずやってきて去っていくと心の内で唱えることです。
要するに自分の心配とは関わりなく時間が過ぎていくと言う事実を確認することで腹が座るのです。
以上、くよくよしない技術を紹介してきましたが、
くよくよしない技術とは、
過去は起こってしまったことなのでどうしようもならないので放っておく。
未来は先のことなので誰にもわからないので放っておく。
ということで現在をどう生きるかにフォーカスした生き方なのです。
現在をいかに快適に楽しく生きるか?
それこそがくよくよしない技術なのです。
これらの技術を習得してあなたも現在を快適に楽しく生きてみませんか?